投稿日: 2020/07/01

雲竜ビルはり治療室・雲竜漢方薬局

「鍼灸古典をたずねて」(5)

2 経絡
 今日通常経絡と呼称されているが、経は経脉、経水、経筋と三つのパターンに分けて考え、絡は絡脉、血絡で違ったパターンで、これを区別して考察してゆくべきである。

2-1 経脉
 上焦より四肢へ流れる原気は原穴へ注ぐと考えられる。原穴は手腕や足関節の周辺の脈拍のふれる処を原気の流れる場としたのである。
 難経の第一に「十二経脉皆な動脉有り独り寸口にて五臓六腑の生死吉凶をうかがい決するは何ぞや」の問あり、これに答え「人の一呼脉行くこと三寸、人吸脉行くこと三寸、呼吸定息脉行くこと六寸、一日一夜凡そ一万三千五百息脉五十度、栄衛の陽を行く二十五度、陰を行く二十五度、一周五十度、復手の寸口に会す。五臓六腑の終始する処寸口に取る。寸口は脉の大会なり」
 この文よりすれば、経脉は血脉であり、動脉であり、原気や栄衛の気もこの動脉の中を流れ五臓六腑をめぐり活動させると信じていた。その動脉中の動く拍動に生命を感じ経脉としたのである。
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